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平民が上級国民と同じようなことをする為の備忘録と雑記帳

お得なみんなの九州きっぷ

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JR九州から発売される、夏の乗り放題切符にお得感があるのでまとめてみました。

 

 

概要

発売期間:2020年7月1日から9月23日

(利用開始日の3日前の23時まで販売)

利用期間:2020年7月11日から9月27日

料金種別:全九州版(10,000円)と北部九州版(5,000円)

備考:土日祝の連続する2日間で有効

追記:山陽新幹線の小倉~博多と博多南線は利用不可

 

予約はJR九州のWEB会員に登録のうえ、ネット予約をする必要があります。きっぷは乗車当日に駅の窓口または券売機で受領してください。

 

 

全九州版

九州新幹線全線と山陽本線(下関~門司)を含むJR九州全線が乗車可能で、連続する2日間において乗り降り自由。また、普通車指定席を合計6回まで利用可能。

 

大人料金は10,000円です。子供料金は2,000円で、大人用と同時購入かつ同一の旅程の場合に限り利用可能となります。

 

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このケースで言うと、九州新幹線の博多駅から鹿児島中央駅までの片道の通常料金が10,640円となりますので、それだけでも元が取れる計算になります。

 

 

北部九州版

九州新幹線(博多~熊本)と山陽本線(下関~門司)を含むJR九州豊肥本線以北の全線及び、鹿児島本線(熊本~宇土)と三角線全線が乗車可能で、連続する2日間において乗り降り自由。また、普通車指定席を合計6回まで利用可能。

 

大人料金は5,000円です。子供料金は1,000円で、大人用と同時購入かつ同一の旅程の場合に限り利用可能となります。

 

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このケースで言うと、九州新幹線の博多駅から熊本駅までの片道の通常料金が5,230円となりますので、それだけでも元が取れる計算になります。

 

 

例えばのルーティング

それぞれの場合で現実的な遠くへ行ってみましょう。

 

 

全九州版

10:16 博多駅

↓ さくら603号 鹿児島中央行(1時間16分)

11:32 鹿児島中央駅

↓ 乗り継ぎ(24分)

11:56 鹿児島中央駅

↓ 特急指宿のたまて箱3号 (52分)

12:48 指宿駅

 

大きく九州を縦断する旅程となりますが、大半が新幹線であり時間にして2時間半ほどの小旅行となります。もちろん時間は気にせず車窓風景などゆっくりと味わいたいならば、特急という選択肢もアリではないでしょうか。

 

余談ですが、私が鹿児島に行った頃には新幹線などは無く、特急つばめ号に乗ったものなのですが、ふとこう書いていると、そんなに長く踏み入れていないのだという事実を噛みしめることとなりました(笑)

 

少し遅めの昼食などを摂って移動すれば、宿に入るにもちょうど良い時間になっているかもしれません。少し先の枕崎の漁港にも足を伸ばしたいところではありますが、各駅停車で1時間半ほどかかることから少し検討が必要になるところです。

 

所要時間:2時間32分

通常料金:12,350円

 

 

北部九州版

東ルート

10:19 博多駅

↓ 特急ソニック15号 大分行(2時間6分)

12:25 別府駅

 

小倉駅での乗り継ぎが9分と短くなっていることもあり、午前中のうちに別府までたどり着きます。昼食を摂って少し散策してから宿に向かうのも良いでしょう。短い乗り継ぎ時間ではありますが、小倉駅はそこまで大きな駅ではないので5分あればというところではありますが、心配な場合は1本ズラすなどしても良いと思います。

 

博多から小倉の新幹線が利用不可であることを失念していたので、博多から特急での直行便に差し替えました。

 

所要時間:2時間6分

普通指定席料金:5,680円

 

 

西ルート

10:15 博多駅

↓ 特急かもめ15号 長崎行(2時間5分)

12:20 長崎駅

 

安心の直行便であり、乗ってしまえば終点まで何も気にすることはありません。ちょうどお昼時なので、そのまま中華街に行ってから宿に向かう前にオランダ坂や大浦天主堂に足を伸ばしても良いかもしれません。

 

所要時間:2時間5分

通常料金:4,800円

 

長崎と言えばこちらのお得な宿泊キャンペーンとの併用もお勧めです。

 

trraison.hatenablog.com

 

 

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。温泉でも行きたいなと朧げに感じながらお試しルーティングをしてみましたが、目的地への片道の時点で切符代がペイできてしまうようなお得なチケットです。

 

目的地ありきで単純往復でも良いですが、乗り降り自由ということで旅程の組み方次第では更に有効な活用ができると思います。新幹線と特急を使った贅沢なお城巡りなども面白いかも知れません。

 

また、発着に縛られるということが無いので、飛行機の旅に組み込んで、行きはこの空港で帰りはこの空港などという選択肢もあるかも知れません。夏休みという時期とも重なることから、満席表記の代替案として他の空港を目指しながら九州内を移動するというのも一考であり一興ではないかと思います。

 

 

※なお、時刻表や料金はグーグル先生のアドバイスに基づいています調査時の公式データとなっていますので、最新の情報は各自でご確認ください。