あなたは1つのホテル系にしか泊まれないなら、どこを選びますか?
これは、ココという単体の話ではなく大きなグループというわけでもなく、その中間に当たる、どの『冠』を付けたホテルかというお話です。
私は、恐らくインターコンチネンタルホテルと答えるでしょう。
なお、残念なお知らせですが書く段になって、いくつか使う予定の画像が見当たらない状態になっております。悪しからずご了承ください。
前回の記事で触れた本来の目的地はこちらでした。
プロローグ
こちらのホテルができたのは2019年8月。関東や関西に魅力的なホテルが続々とオープンする中、九州でなおかつ前述の通り泊まりたいホテル系No1でもあり、開業当初より狙っていましたが、まだ海外も普通に行けた時代である程度先まで予定がある状況でしたし、むしろ近い(実は近くはない)のでいつでも行けると先送りしていました。
本来は2020年の5月に宿泊を計画していたものの、ご存知のパンデミックによりそれを許す状況ではありませんでした。
立地
今回の旅程的には、別府観光港の辺りから国道500号を山の方へ真っすぐ向かえば車で15分程度です。なお、別府駅からも15分程度、大分空港からは50分程度といったところだと思います。高速道路からであれば別府湾のスマートインターと別府インターのちょうど中間と言った辺りでしょうか。
さすがと言うべきか、道中の至るところに湯煙が見られ温浴施設も点在しています。ホテルは少々の山道を登った高台の上にありました。そしてホテルの麓にグランピング施設のようなものも見えました。
(調べたところこちらの施設のようです)
チェックイン
こちらのホテルは基本的にバレーパーキングサービスとなります。車寄せから駐車場まではわずかな距離ではありますが、恐らく全宿泊者に無料で提供されているものと思われます。もちろん手配したインターコンチネンタルカーの乗降もこちらの車寄せでということになります。
(夜の画像しかありませんでした笑)
中に入ると吹き抜けで開放的な空間が待っています。今回はとあるプランを予約していたので、通常のチェックイン時間より少し早めの到着でしたが、さすがの連絡系統でしっかりと話が伝わっていたようでご対応頂けました。
ロビーからは大きな一枚ガラスの向こうに別府湾が見渡せます。右手のアクリルボードの付いた金のオブジェのエリアがレセプションとなっていますが、そこで立って行うのか左手のソファーで行うのかは分かりません。
今回はクラブラウンジでのチェックインです。
当たり前と言えば当たり前なのですが、お金を払ってのラウンジチェックイン/アウトというのはその価値を最も体感できることの一つかも知れません。もちろんベネフィットととしてついてくるものにも感謝はしていますが。
コーヒーなどを頂きながら、無事にチェックインダン!と言いたいところ、レンタカーでもないのにマイカーにスマホを2台も忘れる失態。故に、ロビー周りの画像が非常に少なくなっております。。。
部屋の準備はすぐに整うとのことでしたが、先述のプランの予約時間が差し迫っていたので荷物だけ入れてもらってそちらへ向かいます。
プライベートカバナ
こちらのホテルには名物とも呼ぶべき別府湾を見渡せるインフィニティプールがあります。
このプールの両サイドにカバナがあるのですが、今回はそちらでランチも兼ねて昼からシャンパン飲むぞヒャホーイなパリピ気分を味わってみました。
生憎のド曇天ではありますが、画像には翌日の晴天時のものも織り交ぜております(笑)
シャンパンのフルボトル1本となかなかボリューミーなメニューとなります。メニュー表(価格表)も添付しておきますので興味のある方はどうぞ。
https://anaicbeppu.com/wp-content/uploads/2021/05/GRILL-CABANA-LUXE-MENU-04.29.pdf
ともあれ、アウトドアプールやプールバーなどにあまり日本では行く機会が無く、久しぶりにちょっと海外気分を楽しめました。なお、カバナは圧倒的にジャクジーサイドをオススメします。景観はこちらの方が間違いなしです!
実はこの予約は前日ギリギリまで悩みました。もちろん雨ではどうしようもないですし、前日から界隈に居たお陰でリミットのギリギリまで様子を見て予約をしました。結果的に当日は曇天ではありましたが時折晴れ間もあり充分に満喫できました。
そしてカバナに居る間に当日アップグレードのオファーが・・?
この話については文末で。
客室
今回の予約はプレミアムスイートです。(占有96㎡/テラス19㎡/180°パノラマ)
全体にゆったりとした造りで、木の要素が多く暖かみを感じます。
テーブルの上にはウエルカムアメニティが置いてありました。ハンドジェルがおいてあるあたりはやはり今のこの時代を感じます。
ベッドは2台で奥のバスルームとは仕切りで直結となっています。
その他の客室内設備はこのような感じです。
ウェットゾーンとアメニティ
バスタブ側から見るとこのような感じです。
当然のダブルシンクですね。
バスソルトが種類豊富なのは高評価です。
(左から白檀、桜、竹)
一連のアメニティキットと、メインはこちらのスパでもあるHARNNのアメニティになります。(クラブ以上かスイート以上がHARNNだったと思います)
残念ながらプッシュボトルであり、お持ち帰りはできません。
そしてもう一つ残念だったのが、インターコンチネンタルホテルはどこに行っても大体余りあるくらいのタオルが置いてあるという認識だったのですが、まさかの温泉県にしてタオルが非常に少ない。ましてや昨今の状況でターダウンを控えているにも関わらず。
(もちろんお願いすれば持ってきて頂けますのでご安心を)
テラス
19㎡のテラスの右側には露天風呂、左側にはソファーとテーブルがあります。この動線は湯醒ましに風を浴びるにも最適です。
夜は遠くまで夜景を見ながらゆっくりとした時間を過ごせます。
また、周囲にここより高い建造物はありませんのでガラス張りも気にならないところではありますが、下の道を散歩している人もいなくはないので、その辺りは気にする必要がありそうです。
何を隠そう私も散歩しました(笑)
クラブラウンジ
アフタヌーンティはスタンドで提供されます。全体的に可愛い色味の仕上がりとなっています。
カクテルタイムは小鉢でコールドミールが5皿、ホットミールが2皿となっています。ちなみに飲み物はオレンジジュースではなくミモザです。
朝食
クラブフロア以上の宿泊客にも当時はラウンジでの朝食は提供されておらず、会場はオールデイダイニングのエレメンツです。ビュッフェ+オーダーという形式であり、オーダーメニューはクラブ専用メニューからもチョイスできるようになっていました。
自ら取り分けたものとオーダーしたものたち。
まとめ
開業前から注目していたホテルにようやく行けたということで非常に満足するとともに、やはりインターコンチネンタルホテルは良いですね。色々と満足度の高い滞在ができることが多いです。
ステータスの関係上、マリオットでの優遇に慣れてしまうとそういった点では物足りなさもありますが、それはそれ、これはこれでしょう。
一応IHGはスパイアアンバサダーなんですが(RA以外)大した恩恵はありません(笑)
滞在して感じたことですが、こちらのホテルは立地を考えても一か所完結型だと思われます。ここを目的として来るべきだろうと。もちろん日中遊びに出て帰ってくることも可能ですが、正直それではもったいないかなと思います。
故に、フルサービスが提供されない状態であれば、クラブアクセスを付けず長期滞在するというのがもっともコスパが良いような気がします。優雅な暮らしができる人はともかく、元々が決してお安い部類ではありませんので。
さて、話を少し戻してアップグレードオファーの件。そもそも皆さんは、アップグレードオファーをされた時にどうしますか?あるいは自らするというケースもあるでしょう。
私は基本的に、アップグレードオファーは受けます。あまりしませんが、事前に当日有償で構わないので上げられる部屋があれば教えて欲しいと言うこともあります。
そもそも多くの場合において、お得でありがちです。まぁ単純にこれは双方に利があることが多いので成り立つ図式です。どちらか一方にしか利がなければ不成立となるでしょう。
では今回のオファーはどうだったのでしょう。結論は御覧頂いた通り予約したままの部屋に宿泊しました。つまり不成立です。
内容については以下の通り。
予約した部屋:プレミアムスイート
オファー先:パノラマスイート
差額:10万円
今回のケースではオファーの内容からパノラマ2ベッドスイートという200㎡超えの部屋だと思いました。ところが話を聞くと予約の1つ上のカテゴリーである1ベッドのパノラマスイートでした。
確かに当日の差額では10万円程度だと思いますが、予約した当時の差額で6~7万円でその価格を知っている以上、受ける選択肢はありませんでした。これが5万円ならたぶん受けていたと思いますし、200㎡の方であれば10万円でも受けていたかも知れません。
一応、予約時の価格差についてもお伝えはしたんですが、譲歩は頂けないようなので今回は御縁が無かったということで(笑)
しかしながら、こちらのホテルには再訪する機会があると思います。
360°のエアリアルビューというものが公式サイトのあるので、興味のある方は是非ご覧ください。